The Door Into Summer

夏への扉

希望の一滴 中村哲、アフガン最期の言葉


内容(「BOOK」データベースより)
「もう銃を持たなくていい」食い詰めて兵士となった経験があるアフガン人男性は畑でほほえんだ。戦乱と干ばつ、そして飢餓。治療よりも水と食料が必要だと医師中村哲は1,600本の井戸を掘り5万人の命を支える用水路を建設した。砂漠化した大地に緑がよみがえり家族があたたかな食卓を囲む人間の暮らしが戻った。「平和には戦争以上の力がある―」2019年12月4日アフガンで凶弾に倒れた彼の活動を言葉と数々の写真で振り返る。
以前、テレビの特別番組で、お医者さんなのにショベルカーを動かしている姿を見たときは、ほんとうに驚きました。
地球温暖化による凄まじい干ばつ。ここで生きるためには水が必要だから用水路を建設する。
人間が生活するために必要なことを認識し、実践されていたことが分かりました。
砂漠だったところに水が流れ、木が生い茂り、野菜が収穫され、子どもたちが笑っている写真に感動します。
アフガン情勢は私には難しくて、何が正しくて、報道が真実を伝えているのかもよく分からないですが、中村医師を失ったことは、人類にとっての損失と思います。