The Door Into Summer

夏への扉

白鳥とコウモリ / 東野 圭吾

白鳥とコウモリ
東野 圭吾
2021-04-07

遺体で発見された善良な弁護士。
一人の男が殺害を自供し事件は解決――のはずだった。
「すべて、私がやりました。すべての事件の犯人は私です」
2017年東京、1984年愛知を繋ぐ、ある男の"告白"、その絶望――そして希望。
罪と罰の問題はとても難しくて、簡単に答えを出せるものじゃない」
私たちは未知なる迷宮に引き込まれる――。
やっぱり東野圭吾は理路整然としているので読みやすい。
加害者家族、被害者家族の置かれる状況、心情が描かれ、たとえ家族が違和感を持ったとしても、実際は、犯人が自供したら、その後は裁判をどうやって進めるかになるのだろうなあ、と思いました。
でも、一般人としては真実を知りたい。小説は真相がわかるからいいなあ、と思います。
この本も映像化になりそう。誰がやったらいいかな、と考えてしまいます。