映画「あなたの名前を呼べたなら」
厳格な階級制度の続くインドが舞台の、主人とメイドの恋。
階級制度や女性の地位の低さを描くと、深刻なものになってしまいそうですが、カラフルな布地が映し出されたりして、重たくならなくなっているのがよかったです。
観終わった後、エレベーターを待っていたら、後ろに立っているマダムたちが「現実にはありえないわよ」「男の人がいい人過ぎる」と言っているのが聞こえてきましたが、たしかにそうかもしれないのですが、世の中はそう簡単には変わらないかもしれないけれど、ここから始まったらいいと思います。