人々は、森、農場、廃墟、迷路などがある〈船〉が世界のすべてと信じて、種族ごとに生活を営んでいた。だが、この〈船〉は、遠い昔に人類がはじめて送り出した恒星間宇宙船だったのだ!航行途上の反乱で航宙士のほとんどが死に絶え、長い年月のうちに〈船〉は中世的迷信の世界に変貌してしまっていた。しかし、ある日、一人の若者が〈船〉の中を探検しはじめ、真相を明らかにしようとするが……壮大無比な宇宙SF!先日読んだ「思い出は満たされないまま 」に、この本のことが出てきて、これは読まなければ、と読みました。(というか、読んでいなくてごめんなさい。)
裏表紙より
なんていうか、ロマンがあります。
やっぱりSFっていいな。
この本は買おうと思ったら版切れで、図書館で借りました。奥付を見ると1995年の20刷なのですが、まず驚いたのが値段で、税込500円。
20年前の文庫本はこんな感じだったんだな。
最近の文庫本は1000円前後するのがザラですが、私の文庫本に対する感覚は、ハードカバーの3分の1~4分の1くらいの値段だったような気がします・・・。
そして、字が小さい。ちょっと、きつい。以前はこんな小さい字の本を読んでいたんだ、というのもびっくりでした。
やっと、図書館の順番が回ってきた本も、これで一段落がつきました。