The Secret Session / Laing, Hunter, Ronson, Pappalardi
思わぬ見つけ物でした、「The Secret Sessions」。
1978年、Corky Laing (Mountain)(Ds, Vo)がレコード会社社長の勧めでスーパーバンドを作ろうとして、集められたのが、Ian Hunter (元Mott The Hoople)(Key, Vo)、Mick Ronson (元Mott The Hoople)(G)、Felix Pappalardi(Mountain)(B)。セッションが行われたのですが、レコード会社の上層部が入れ替わり、方針が変わって、資金が打ち切られてしまい、お蔵入りになっていたもの。
私が買ったCDは2012年1月に発売になったものですが、一度CDが出てから、何年も廃盤だったらしい。
ネットであまり評判がよくなかったので、そんなに期待しないで聴いたら、私のツボでした。
音は悪くはないけど、あんまり良くはない。
すごくアメリカンな感じで、70年代後半のAORの雰囲気で、そこはかとなく醸し出しているB級感(失礼!)がたまらないです。
Randy Van Warmer の「Just When I Needed You Most」をカバーしている。
ボ-ナストラックとして2曲、Corky Laing の77年のソロアルバム「Makin' It on the Street 」からの曲が入っていて、「On My Way To Georgia」ではEric Clapton とDickey Bettsが参加。ただ、ソロアルバムの方ではタイトルが若干違っていて、AMGを見るとEric Clapton とDickey Bettsのクレジットが見当たらないので、別テイクなのか、権利関係とかでクレジット出来なかったのか・・・?ちょっとわからない。
2ではJohn Sebastian がharp(ブルース・ハープだと思います)で、4、6ではTodd Rundgren がハモンドオルガンで、4、6、8ではLeslie West (Mountain)がギターで参加。
6曲目の「The Outsider」はIan Hunter の曲で79年の「You're Never Alone with a Schizophrenic」に収録されている曲なのですが、こちらはCorky Laing がヴォーカルをとっていて、途中で少しIan のヴォーカルに変わり、曲も長い。後半でMick Ronson とLeslie West のギターが掛け合いになっていてかっこいい。
The Secret Sessions / Laing, Hunter, Ronson, Pappalardi
1. Easy Money
2. Silent Movies
3. I Ain't No Angel
4. The Best Thing
5. I Hate Dancin'
6. The Outsider
7. Just When I Needed You Most
8. Lowdown Freedom
9. On My Way to Georgia (bonus track)
10. Growing Old With Rock'n' Roll (bonus track)
このCDはエンハンストCDになっていて、「The Outsider」のセッション風景のビデオが入っているのですが、私のパソコン(64ビット)では見られなくて、残念だったのですが、YouTube にあって、うれしい。映像も音も状態が悪いですが、もともとそうだったと思います。