The Door Into Summer

夏への扉

きれいなフレディ

クイーンのロジャーが来年、The Queen Extravaganza という、クイーン・トリビュートのショウのツアーをするそうなのですが、それに出演する各パートのメンバーを募集するオーディションをやっていて、そのヴォーカルに応募したMarc Martelさんの声が、フレディそっくり、とちょっと前にYahoo!のトップページで見ました。



YouTubeで見たらほんとにそっくりでびっくり。
顔も似てる。声が似ているので骨格が近いのだろうけど、目元も似てる。

このマークの声が、フレディに似ているだけでなくて、すごくいいな、と思って、マークのいるDownhereというバンドを調べたら、カナダのクリスチャン・ロック・バンドで、ゴスペル部門でJuno Awardsとかも受賞してる。

ダンナさんが、評判の良い(AMGで星4つ半ついている)3枚目(多分)の「Wide-Eyed And Mystified」と最新アルバムの5枚目(多分。ライブとかクリスマス・アルバムとか出ているので、それらを抜かして)の「On The Alter Of Love」を購入したのを聴いてみた。

Wide-Eyed & Mystified
Wide-Eyed And Mystified

マークの他にもう一人、ヴォーカルをとる人がいるのですが(Jason Germain)、マークのヴォーカルが多め。ジェイソンがヴォーカルでも、コーラスにマークの声が入ると、マークの曲になってしまう。
曲もいいのですが、どんな曲でも、この声で歌われるといい曲になってしまう感じがします。
こういう力のある声ってあるんだなぁ、と思いました。

On the Altar of Love
On The Alter Of Love

ジェイソンがヴォーカルの曲が多い。ジェイソンの声がちょっと渋くて、曲はオルタナ系っていうんでしょうか、カウンティング・クロウズとかの傾向で、マークのヴォーカルの曲にはジェリーフィッシュっぽい曲もあったりする。
全体的に今っぽくてポップで、こういうのもいいと思います。

クリスチャン・ロック・バンドなので、私を含めて、多分、大方の日本人にはあまり関係ないとは思うけど、歌詞もそんな感じのようです。
マークの声は本当に素晴らしい。
フレディに似ているけど、フレディからアクを抜いたような、ドラえもんのきれいなジャイアンじゃないけど、きれいなフレディって感じかなぁ、と思ってしまいました。すごく健全そうに見えるから。
でも、フレディに似ているからではなくて、マークの声として、声だけで、もう、聴かせてしまう力のある声だと思います。